歴史はどのような意図で起案され、どのようなスタイルで想定されるか。
●節目を迎えて記録を残したい
>企業の体質によって自由な企画が可能となる。
●経営内容を資料としてまとめたい
>数値根拠や技術的成果の詳細な構成が求められる。
●節目を自社PRの機会にして営業拡大を狙いたい
>市場、商品、技術、営業品目を重視した構成に傾く。
●伝統のある企業であることを内外にPRしたい
>人物史かつ社会風俗史的な展開が可能。
●トップの任期中に業績の集大成をまとめたい
>在任中の業績発展、経営改革にポイントが置かれる。
●先人への敬意、トップの叙勲、貢献者への追悼を表したい
>人物(個人)史的かつ物語的な構成となる。
●周年行事の一環として年史編纂を行いたい
>現況重視の傾向。他記念行事との予算バランスが求められる。
●記念パーティの引き出物として出席者に配りたい
>ビジュアル的・イメージ重視で、装丁に凝るなど洒落たもの。
●過去を検証して指針にしたい
>経営全般にわたって資料を駆使し、未来計画も押さえた構成。
●社会的貢献、技術的貢献を明確にしたい
>一般社会情勢を背景とした文化誌、技術誌的展開が可能。
●創業者精神や企業理念を社員やグループに理解させたい
>人物史的な色彩が濃厚で、挿話や時代考証を加えた物語風展開が可能。