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社史編集担当者のための使える社史情報     ①神奈川県立川崎図書館

社史と言えば“川崎図書館”
そのすごさの一端を紹介します。

 

 2016年7月13日、神奈川県立川崎図書館において、講演会「社史ができるまで」が開催されました。この講演会は、社史(周年史)の編集制作を実際に経験した実務担当者が、その経験をエピソードを交えて発表するというもの。具体的な体験・苦労を踏まえたアドバイスや提案が聞けるとあって、社史編纂を予定している企業の方々、編纂委員の方々の参加が多いようです。

 第23回目の今回のテーマは、『TOPPAN FORMS 50th』(2015年12月発行)ができるまで。トッパン・フォームズ株式会社の50年史の制作過程を、元プロジェクト推進室長が約3年間にわたる進捗の様子や実務者ならではのホンネを交えながら発表されました。社史編纂は、ほぼ全員の方が初めて経験する業務です。そういう意味でも、実務経験者の話を聞けるこの講演会は貴重な企画といえるでしょう。

 次回の予定は未定ですが、定期的に開催されているようです。講演会開催の情報は、同図書館のホームページ

https://www.klnet.pref.kanagawa.jp/kawasaki/index.html

に掲載されますので、チェックしてみてください。

 

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「満員御礼!」の札が貼られた案内ボード。
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講演会場と『TOPPAN FORMS 50th』(2015年12月発行)
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『TOPPAN FORMS 50th』(2015年12月発行)ができるまでのテキスト

 

 

神奈川県立川崎図書館のその他の活動

◆社史フェア開催

 毎年1回、同図書館が収集している社史を紹介するイベントです。近年に発行された社史を実際に手に取ってみることができ、企画構成の参考にするとともに、社史のトレンドを知ることもできる貴重な機会となっています。なお、2016年7月には渋谷でも『社史フェア in SHIBUYA』が開催されました。

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『社史フェア in SHIBUYA』のパンフレット(目録)

 

◆「社楽」発刊

 神奈川県立川崎図書館が定期発行している社史情報誌。発刊の主旨は、「神奈川県立川崎図書館が所蔵する全国有数の〈社史コレクション〉をさらに活用していただくため、社史の使い方や、社史の楽しさ、社史情報などをお届けしていきます。」。最新号は2016年6月発行のNo.56。

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◆約18000冊。全国有数のコレクション

 神奈川県立川崎図書館が所蔵している社史は、約18000冊。質・量ともに、全国有数のコレクションです。それらの資料は社史室に公開されており、誰でも自由に書架から手にとって閲覧できます。社史情報がたいへん使いやすく提供されており、多くの方が編集の参考や調査研究のために来館されています。

 また、同図書館のホームページには、「社史コレクションの検索」や「バーチャル社史室」など、利用者の便宜を図った取り組みを行われており、“使える図書館”として進化を続けているようです。

 

 

エトレの実績

最後に、弊社周年事業の宣伝を。

  • 第23回「社史ができるまで」講演会のテーマである『TOPPANFORMS 50th』の企画編集に弊社が携わりました。
  • 『社史フェア in SHIBUYA』で、弊社が企画編集に携わった社史が展示されました。100点のうち4点。

・『下関造船所百年史』(三菱重工業)2015年刊

・『TOPPANFORMS 50th』(トッパン・フォームズ)

・【History】2015年刊  【Pioneer】2015年刊

・『ニッカウヰスキー80年史』2015年刊

・『日本ルナ50年史』2014年刊

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加藤有彦
Writer 加藤有彦

(株)エトレ入社後、企業・自治体・大学のPR誌、広報誌の企画・編集に携わった後、周年史の企画・編集を担当。部署責任者として現在に至る。

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