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年史開眼の手引き 其の五~社史のスタイルを考える

歴史はどのような意図で起案され、どのようなスタイルで想定されるか。


●節目を迎えて記録を残したい
  >企業の体質によって自由な企画が可能となる。

●経営内容を資料としてまとめたい
  >数値根拠や技術的成果の詳細な構成が求められる。

●節目を自社PRの機会にして営業拡大を狙いたい
  >市場、商品、技術、営業品目を重視した構成に傾く。

●伝統のある企業であることを内外にPRしたい
  >人物史かつ社会風俗史的な展開が可能。

●トップの任期中に業績の集大成をまとめたい
  >在任中の業績発展、経営改革にポイントが置かれる。

●先人への敬意、トップの叙勲、貢献者への追悼を表したい
  >人物(個人)史的かつ物語的な構成となる。

●周年行事の一環として年史編纂を行いたい
  >現況重視の傾向。他記念行事との予算バランスが求められる。

●記念パーティの引き出物として出席者に配りたい
  >ビジュアル的・イメージ重視で、装丁に凝るなど洒落たもの。

●過去を検証して指針にしたい
  >経営全般にわたって資料を駆使し、未来計画も押さえた構成。

●社会的貢献、技術的貢献を明確にしたい
  >一般社会情勢を背景とした文化誌、技術誌的展開が可能。

●創業者精神や企業理念を社員やグループに理解させたい
  >人物史的な色彩が濃厚で、挿話や時代考証を加えた物語風展開が可能。

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周年倶楽部編集部
Writer 周年倶楽部編集部

歴史を辿ることは、新しい道や希望につながる!世の中に新しいムーブメントを生み出す、周年事業やアニバーサリーに関する最新情報を発信。温故知新の価値を日々探求しています。

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