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編集長コラム~経営理念についての語り合いから

経営理念は出発点であり、途上の羅針盤でもあり、そして目的地そのものだと思います

昨日は、とある大手FC企業で経営企画をされている方から、「経営理念について、MBAの修士論文を書きたいから相談に乗って!」と声をかけていただき、お会いしてきました。

経営理念は、「重要な局面で立ち返り判断基準にするもの」とかつてインタビューをしたある経営者が言っていましたが、そのFC企業では、全国的な組織の末端まで根付かせて毎朝唱和するなど、日々の行動指針とされています。ですが「なかなか売上に結びつかなくて・・・」と悩まれていました。
私が最近関わらしていただいた十数社の傾向をみると、社史は、社外よりも社内に重きをおく企業が多いようです。50年、100年が立ち、時間とともにトップも社員も世代交代が進み、会社の規模が大きくなるにつれ、逆に、若手社員やグループ社員に創業精神やイノベーションへの意識が薄まりつつある現状のなか、改めて自分たちのベース(原点)に立った上で、今何をすべきか活路を見いだし、未来に向かって活力を生みたいという思いが強いからではないでしょうか。

その日は「美味しい料理を食べた方が発想が冴えるから」と、大阪市内の洒落たスペイン料理店でお話ししたのですが、そのおかげもあって(?)、気がつけば3時間近くも、そんな経営理念についての話をしていました。大変喜んで頂いたのですが、私にとっても良い機会。経営理念は、どんな企業にとっても、出発点であり、途上の羅針盤でもあり、そして目的地そのものだと改めて思いました。

今、周年倶楽部では50社を目標に「思いを伝える社是・社訓」という連載を開始しています。もう少しアーカイブすると、新たな視点が見いだせるかも知れないと期待しております。

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星野知也
Writer 星野知也

人力車夫、豆腐職人を経て編集者の道へ。(株)エトレ入社後は、PR誌、広報誌、WEBサイトの企画・編集に携わり、周年史づくりをライフワークと決意。編集とは「散在する資料、証言、写真を集めて編んでただ一つの物語を生むことです」。今期より、周年倶楽部の編集長に就任。

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