周年倶楽部のTwitterでは、ニュース記事などで見つけた周年の取り組みを紹介しています。6月15日には、次の4事例をつぶやいていました。
① 奈良公園開園135周年で、明治~昭和時代の公園周辺の写真を奈良県が募集されていて、約600枚集まったとのこと。パネル展示や写真集の作成、県のホームページでの公表も検討されるそうです。ぜひ公表してほしいですね。
⇒ 産経ニュース http://ow.ly/Ok7h9
② 地方自治体の周年記念事業にNHKのど自慢。よく見かけます。愛知県小牧市市制60周年。
⇒ 小牧市 http://ow.ly/Ok6G3
③ 大分県の日出町読書会創設50周年で、記念誌『文集ばんり』を制作されたとのこと。県立、町立図書館に贈られるらしいですが、良いですね。ぜひ記念誌は地元の図書館に寄贈してもらうと、地元の方など皆さん読めますから。
⇒ 大分合同新聞 http://ow.ly/Ok6gG
④ ローソン、開店40周年を記念して、大阪の豊中市にある1号店式典を開催されたとのこと。開業当初の同店は高級スーパーのイメージだったらしいですよ。
⇒ 毎日新聞 http://ow.ly/Ok7XX
周年を機に古い写真を広く募集
奈良公園開園135周年での写真募集は、今年の2~3月の2カ月間で約600枚集まっています。募集期間がもっと長ければ、さらにたくさんの写真が集まったかもしれませんね。写真は奈良県のサイトでの公表も検討されるそうですが、引き続き収集も行ってほしいところです。昭和以前だけでなく、最近までのものも含めて集められてはいかがでしょうか。
企業・団体などで社史・記念誌を制作されるとき、写真の収集に苦労されるケースも多いと思います。公園のような公共スペースで一般の方がお持ちの写真を募ったように、企業・団体では社員やOBの方から写真を募ってみても良いのではないでしょうか。
小牧市市制60周年の「のど自慢」のように、地方自治体の周年で番組の公開収録を活用されているケースは時々見かけます。以前のツイートでも、「開運!なんでも鑑定団」「新・BS日本のうた」やラジオ番組「真打ち競演」などを取り上げたことがありました。
地元の図書館に記念誌を寄贈
日出町読書会50周年記念誌は、地元の図書館にも寄贈されるそうです。納本制度というものをご存知でしょうか? 原則として、国内で発行された頒布を目的として相当部数作成されたすべての出版物は、国立国会図書館に納入しなければなりません。
社史・記念誌などの自費出版は、出版されたことを告知してもらわないと、一般の方はその存在すら知ることができません。きちんと国立国会図書館に納本し、書誌データを検索してもらえるようにすべきでしょう。
また、日出町読書会の記念誌のように、地元自治体図書館にもぜひ納めてほしいと思います。地域でこんな活動をしている企業・団体があるということを、社史・記念誌を通して地元にアピールできますので。地元自治体図書館への納本制度があっても良いのではないでしょうか。
⇒ Q&A―企業・団体、個人|国立国会図書館―National Diet Library
ローソン開店40周年記念の式典では、6代目となる新ユニフォームが発表され、初代から6代目までのユニフォームを着たモデルが登場したそうです。そんなユニフォームの変遷がローソンのサイトに掲載されていました。
⇒ 店舗スタッフ用のユニフォームを新デザインに変更 | ローソン